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2017/07/03 12:00 - No.113


第11回 実績報告書の作成ポイント③ HEMSの施工写真は手間取りやすい


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ゼロから学ぶ ZEHの教科書
大菅 力

2017/07/03 12:00 - No.113

 
S1200x600 dsc03307前回、前々回に続き、竣工後に提出する「補助事業実績報告書」のポイントをまとめていく。今回は工事記録写真を撮る際の意外な落とし穴について解説する。各工程のなかで、一番撮影に手間取るのはHEMSに関する工程だと思われる。多くの工務店では、自社のZEH第1号がHEMS1号であることも多いだろう。当然、写真以前に施工自体に慣れていないケースがほとんどだ。それはHEMSを施工する電気工事業者も同じで、過去に一、二度しか施工したことがない業者が大多数だ。電気だけでなく弱電関係の知識も要求されるので、そもそも適正がある電気工事業者事態が少ないのだ。 エネルギー計測ユニットをLANでつなぐために説明書を熟読する監督。かなりのストレスが生じる作業だ■HEMSの写真撮影はやっかいこうした状況だけに、工事の段取りが組みにくく、それが施工状況の撮影にも影響する。特に問題になるのが、施工が完了したことを示すための写真の撮影だ。施工完了を示すには、HEMSが稼働していることを示す画面の撮影が必要になる。HEMSは専用モニターを備えたものもあるが、パソコン画面で管理するものも多い。つまり、HEMS稼働を証明する写真を撮影するには、まずパソコンを現場に持ち込む必要がある。さらにHEMSの画面をパソコンに表示するにはインターネットにつながっている必要がある。ただしインターネット回線は、竣工直後に開通することが多いため、たいていは引渡前には開通していない。そのため、携帯用のWi-Fiなどを持ち込んでインターネットに接続して、登録したHEMSにアクセスする必要がある。登録してあるユーザーのページにアクセスする際には、HEMS機器のシリアル番号やパスワードなどの入力が必要になるので、弱電関連の知識がないと多少苦戦する ..
 
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大菅 力
フリーランス

1967年東京生まれ。早稲田大学第二文学部中退後、木材業界雑誌の出版社を経て1994年株式会社建築知識(現 株式会社エクスナレッジ)入社。月刊「建築知識」、季刊「iA」などの建築、インテリア専門誌の編集長を務める。2010年退社。 現在フリーランスとして、季刊「リノベーションジャーナル」(新建新聞社刊)の編集長を務める。主な著作に「リフォーム 見積り+工事管理マニュアル」(建築資料研究社)、「世界で一番やさしい仕上材(内装編)」(エクスナレッジ)、「心地よい住まいの間取りがわかる本」(エクスナレッジ)などがある。

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