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2023/02/27 08:00 - No.1286


令和3年の水害被害額は3700億円|YKK APメディアレポート(クローズアップ Vol.34)


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クローズアップ - YKK APメディアレポート -
A-PLUG 事務局

2023/02/27 08:00 - No.1286

 
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YKK AP株式会社が発行する建築業界情報紙「メディアレポート」では、毎月様々な情報をお届け。「クローズアップ」記事では国や企業・シンクタンク等の最新の調査から見えてくる業界動向や住まい手の嗜好・傾向などをご紹介しています。その中で今回は「令和3年の水害被害額は3700億円」と題した記事をご紹介します。

今回ご紹介するのは「メディアレポート 2022.12」に掲載された記事です。冊子PDFは下記よりご覧ください。

⇒ 冊子PDFを閲覧する


令和3年の水害被害額は3700億円、
 被害建物棟数は1万5397棟に

国土交通省が「令和3年の水害被害額(暫定値)」を算出した。

同省では、昭和36年より、水害(洪水、内水、高潮、津波、土石流、地すべり等)による被害額等を暦年単位でまとめている。これによると、令和3年の水害被害額は、全国で約3700億円となり、過去最大となった令和元年や平成30年を除きほぼ例年と同じ金額だったことが分かった。

内訳は、一般資産等被害額が約1500億円(構成比40%)、公共土木施設被害額が約2200億円(構成比58%)、公益事業等被害額が約93億円(構成比2%)。

被害建物棟数は1万5397棟。全壊・流失138棟、半壊1765棟、床上浸水4494棟、床下浸水9000棟に至る。

一方、水害区域面積は、宅地・その他が2939ヘクタール、農地が1万4813ヘクタールの計1万7752ヘクタール。

水害被害額は、佐賀県や福岡県、広島県に大きな被害が及んだ「令和3年8月の大雨」によるものが約2400億円で65%を占めている。中国地方で発生した線状降水帯の影響で、複数の地点で日降水量が8月の値の1位を更新するほか、佐賀県嬉野市で24時間降水量が観測史上1位の値を更新するなど、記録的な大雨となった。

河川の氾濫や、土砂災害により、佐賀県、福岡県、広島県などで死者13人、家屋の全壊が約50棟、半壊が約2000棟、床上浸水が約4000棟、床下浸水が約6000棟という被害が発生した。

次いで被害が大きかったのが「令和3年7月1日からの大雨」で、被害額は約830億円であった。梅雨前線が6月末から7月上旬にかけて西日本から東日本に停滞し、西日本から東北地方の広いエリアで大雨となり、河川の氾濫や土砂被害などが発生した。

これらにより、島根県、広島県、静岡県などで死者27人、行方不明者2人、家屋全壊約60棟、半壊約100棟、床上浸水約600棟、床下浸水約3000棟という被害となった。特に、静岡県熱海市伊豆山の逢初川で起きた大規模な土石流により、人的被害、住家被害などの極めて甚大な被害が発生した。



[ご紹介]

YKK AP 株式会社 発行「メディアレポート 2022.12


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