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2022/10/25 07:30 - No.1236


第1回 住まい手に聞いた “もう一度家を建てるならどんな家 ?”


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私たちが家を決めたわけ
下田 典子

2022/10/25 07:30 - No.1236

 
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「家を建てたい」そう思い始めてから、建てるまでの道のりは平坦ではありません。家を決めるまでのプロセス、選んだ建築会社の決め手、今の家に満足しているかなど、弊社は年間100件の住まい手へ暮らしのインタビューを行い、これから家を建てる人に向けて発信を行っています。

当連載では、新築~建てて3年の住まい手の生の声をもとに、家づくりの具体例から見えてくる「住まい手の本音」を探っていきます。地域工務店のみなさまが、自社商品の強みを再認識し、お客様への新たなご提案やPRに活かしていただけましたら幸いです。


連載第1回目となる今回は、「住まい手に聞いた “もう一度建てるならどんな家?”」です。


◆住まい手が振り返る「もっとこうしたかった」

建てたばかりの人も、建ててしばらく住んでいる人も、「次建てるならここをこだわりたいな」という理想や想いがあります。今の住まいの満足度が高くても、「もっとこうしたかった」という希望は必ず見つかってしまうものです。例えば、シンプルな動線で暮らせる「平屋」の人気は相変わらず根強く、家づくりに2回目があるならぜひ建てたいという声は多いです。
また、「ガレージや自転車置き場などを最初から計画しておけばよかった」や「趣味のスペースがほしい」という声もよく聞かれます。他には、庭での楽しみが暮らしを豊かにすると考え、アウトドアリビングに力を入れる方も増えています。それは生活必需品ではないけれど、暮らしの質の向上に欠かせない空間や居場所ばかり。住んでからここが残念だった……とならないよう、工務店ならではの視点から、お客様それぞれに合わせた住まいの価値をご提案いただくといいのではないでしょうか。

住まい手に聞いた「ここがよかった」「こうすればよかった」という事例をケース別に見ていきます。


ケース1)自分たちらしい平屋を建てたい

西海岸サーフスタイルの家

工務店と二人三脚でつくりあげた平屋の家。プランが決まるまでのラフスケッチは大切な思い出(提供:Seeders)

施主コメント:
ロサンゼルスの友人宅に遊びに行ったのをきっかけに、アメリカ西海岸のサーフスタイルのインテリアがいいなと思うようになりました。設計士さんから完成までにたくさんのラフスケッチを出していただき、叶えたいインテリアイメージなど共有できたので、思い通りの家になりました。次建てるとしてもやはり平屋を建てると思います。予算を気にしないなら、ガレージと直結の平屋なんて最高ですね。


②かぎの手型の平屋の家


長い縁側と奥行きのある広縁が並行し、家と庭との一体感がある平屋は、四季を身近に感じられる(提供:Seeders)

施主コメント:
二区画つなげた東西に横長の土地に、昔ながらの平屋を建てました。農家の母屋のような「おばあちゃんち」のような家をイメージ。リビングの窓は引き込みにして全開にできるようにしたり、天井と軒下の板張りが続いているのが見えるように窓の背丈を高くしたりと、家の中と外の境目を曖昧にすることで得られた居心地のよさを、家族全員で実感しています。


◆理想の住まい「平屋」について聞きました

コンパクトな暮らしや動線が叶う平屋は、幅広い年齢層のお客様に支持されています。建てたい土地の周辺環境や形状のなどの問題をクリアにし、プロならではのイメージを膨らませ、景観も含めて理想の平屋をご提案いただけた、というお客様の住まいは、ため息が出るほど素敵な家ばかりです。インタビュー時に拾った「平屋が希望」のお客様の声を紹介します。

設問:もう一度建てるならどんな家を建てたいですか。

回答例)
・好きなところに建てられるなら、海の近くに平屋を建てたいですね。海風の入る開放的な家にしたいです。広すぎず、その時に必要な部屋があれば十分。機能重視の家にしたいですね。
・平屋に憧れます。1階と2階に分かれて過ごすのではなく、共有スペースに家族が集うような家が理想。土地やコストなどの制限があり、諦めました。
・子どもが巣立つと2階は使わないと聞き、必要最低限の広さの平屋を建てたので、満足です。
・L字型の縁側と中庭がある、ゆったりとした平屋に憧れます。
・平屋が理想でしたが、窓を気軽に開けておけないなど「防犯上ちょっと心配」という主人の言葉に、なるほどと納得。
・平屋を建てられる土地を探し続けていて、建てるまでに時間がかかってしまいました。


ケース2)吹き抜けのある家にしたい

①クリエイティブライフを楽しむ家

 
板壁など味わいのある質感が空間を引き立て、見上げると開放感も抜群(提供:Seeders)

施主コメント:
古材やヴィンテージのような、古くて味わいのある雰囲気のものが好きで、特に「TRUCK」の家具がお気に入り。だから念願だったソファに腰かけながら絵を眺められる、大きな吹き抜けのあるリビングは最高ですね。家づくりの理想もすべて工務店さんが

 
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下田 典子
株式会社Seeders

株式会社Seeders 代表取締役 イベントの企画運営を経て2009年に広告代理店を創業。消費のカギを握る女性に響くデザインの企画提案、消費者マーケティングリサーチ、SNSコンサルティングを行う。また、住まい手へのインタビュー、SNS投稿代行、工務店の完成見学会や家具コーディネートまで、地域工務店PRに特化した企画を数多く手がける。暮らしを楽しむウェブサイト「TANOKURA」を運営し、おもに30代の女性に向けた情報発信を行う。

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