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2018/07/06 13:18 - No.206


第3回 申請作業の合理化に向けて


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リノベーションからはじまる未来 きときとプロジェクト
大菅 力

2018/07/06 13:18 - No.206

 
S1200x600 s1200x600 s1200x600 renovation kitokito 3レポートの3回目は(認定)長期優良住宅増改築などの申請作業をどのようにスリム化していくか。事業展開していく上での今後の課題と解決の方向性をレポートする。3回目となる今回は、(認定)長期優良住宅増改築と長期優良住宅化リフォームの申請作業について見ていく。(認定)長期優良住宅増改築の取得は販売戦略上のメリットは大きく、また資産価値の保全にも寄与する。その一方で長期優良住宅化リフォームを含めた申請に関する細々とした作業を積み上げていくと、設計者の負担がかなり増える。同社では1棟あたりの設計に要した時間を集計している。一般的な新築物件で設計に120~130時間、デザイン性を高めるとそれに30~40時間プラスとなる。そこにBELSと(認定)長期優良住宅増改築、長期優良住宅化リフォームの申請作業を合計すると約120時間かかる。つまり、作業に慣れない段階では、設計と申請作業の合計でおおよそ280時間が掛かることになる。ちなみにこの作業には設計担当者を中心に営業や外構担当者、コーディネーターの4人を要する。「この作業量をコスト換算すると約70万円。今後、申請作業のスリム化をいかに図るかが重要だ」と同社設計担当の岡本和久氏(注)は総括する。解体後の1階の様子。リノベーションはスケルトン状態にして行うので設計の自由度は高い解体後の2階の様子。断熱材や屋根の下葺き材などもすべて撤去され、新規に施工させるリノベーションの設計ルールを定めるスリム化に当たって参考になるのが、新築における同社の取り組みだ。(認定)長期優良住宅増改築の設計と申請書作成はプロセスが定まっており、独自の入力フォーマットをエクセルで作成するなど、以前より効率化を追求している。営業はそのフォーマットに入力し、不足情報の追加や変更を設 ..
 
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大菅 力
フリーランス

1967年東京生まれ。早稲田大学第二文学部中退後、木材業界雑誌の出版社を経て1994年株式会社建築知識(現 株式会社エクスナレッジ)入社。月刊「建築知識」、季刊「iA」などの建築、インテリア専門誌の編集長を務める。2010年退社。 現在フリーランスとして、季刊「リノベーションジャーナル」(新建新聞社刊)の編集長を務める。主な著作に「リフォーム 見積り+工事管理マニュアル」(建築資料研究社)、「世界で一番やさしい仕上材(内装編)」(エクスナレッジ)、「心地よい住まいの間取りがわかる本」(エクスナレッジ)などがある。

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