本連載では、住まいの新築やリフォームを検討されるお客様に対する事前の情報提供不足や、お客様の期待値とのズレによって、信頼を損ねてしまわれることを防ぐために、YKK APお客様相談室が、お客様や家づくりに関わる皆様から寄せられた問い合せ内容をもとに、ぜひお伝えしておきたいポイントをご紹介します。
第10回は、春に増えると言われている侵入犯罪への対策として、侵入犯罪に関する基本知識と防犯に配慮した住まいづくりをするためのポイントをお伝えいたします。
(2024年12月19日 記事を一部更新)
◆侵入犯罪は春に増えるってホント?
住宅などの建物に侵入して行われる犯罪は、凶器等で住人を脅して金品を強奪する「侵入強盗」と、金品を盗む「侵入窃盗」、住居に立ち入る「住居侵入」があります。
そして「侵入窃盗」のうち、居住者がいない場合を「空き巣」、居住者が寝静まっている場合を「忍び込み」、居住者が内部にいて活動している隙に侵入する場合を「居空き」と呼んで区別します。
令和4年の警視庁の統計によると、3月から6月の侵入窃盗発生件数は他の月より多くなっており、特に空き巣が増えているのが分かります。春は、新しい門出を迎えるとともに引っ越しも増える時期。新生活に不慣れなまま、防犯対策が十分準備できていないまま過ごしてしまう方も多いのではないでしょうか。
※令和5年は1月~3月、10月に侵入窃盗が増加。詳しくは警視庁の統計(令和5年)をご確認ください。
年次推移を見てみると、近年、「侵入窃盗」の認知件数は減少してきましたが、令和5年は前年比+11.3%と増加しています。
「侵入窃盗」の中でもより凶悪な「侵入強盗」の内、住宅を対象とした件数は、平成17年(2005年)以降おおむね減少傾向が続いていたものの、令和4年(2022年)には増加に転じています。
近年、宅配業者を装ってドアを開けさせたり、窓ガラスを破壊して住宅に押し入ったりなど、悪質な手口による侵入強盗事件が連続して発生しています。手口の巧妙化・凶悪化が進んでいることから、防犯対策のより一層の強化が求められています。警察庁が開設しているホームページ「住まいる防犯110番」には、住まいの防犯診断コンテンツが用意されています。お客様にこのチェックを実施してもらうのもよいかもしれません。
防犯住宅づくりBefore/After(住まいる防犯110番より)
▼一戸建てチェックはこちら
https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_c/c_a_1.html
▼共同住宅(建物外周)チェックはこちら
https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_c/c_a_2.html
▼共同住宅(建物内部)チェックはこちら
https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_c/c_a_3.html
◆侵入犯の行動パターンを知ろう
Q:侵入犯にはどんな行動パターンがありますか?
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