A-PLUGのご利用には会員登録が必要です
すでに会員の方はログインください

2023/03/02 08:00 - No.1285


第6回 逆説の構造計算⑥


S100x100 syuhitsu
暗算でできる構造計算~売れる工務店・デザイナーのための逆説の構造計算概論
石川 新治

2023/03/02 08:00 - No.1285

 
S1200x600 vol6 yoko


構造計算って専門的でとっつきにくいと思っていませんか。

物理・数学が苦手な人でも、逆転の発想でルールと結果を見れば、構造計算の中身はわからなくても、暗算で耐震等級3を標準化できるようになります。その上、地域工務店が売れるためのデザイン性を向上し、お客さまの要望も受け入れ、さらにコストダウンも見えてきます。

2025年に四号建築物が無くなれば、いよいよ構造計算に取り組む必要もあります。
難しいと思っていた構造計算が算数レベルでできる逆説の構造概論を連載します。


◆構造計算の標準化

これまでにお話ししてきた、逆説の構造概論はいかがですか?

住宅の計画図ができたら、何よりも真っ先に耐震等級3になる構造計画を立てることができます。しかも暗算で直感的にできるようになって、さらにいくつかの着眼ポイントがあります。


だいぶ構造計算というものの風景が変わって見えてきたのではないでしょうか。

「10で割って、交互に配置していけば良いってことでしょう。確かに逆説に次ぐ逆説のような気がしていました。」

電波やネットからどのようにテレビや動画が再生されるか理解していなくても、チャンネルを合わせたり検索したりするだけで楽しめるのと同じように、たとえ構造計算がブラックボックスであったとしても、結果的に汎用化されたアプリケーションを活用してエラーが出ないようにすれば良いことになっています。

3階建てで構造計算が一般化しているように、すべての住宅で本来は確認すべきことであり、優れたアプリケーションが普及することで構造計算も身近な時代になりつつあります。構造計算のアプリの普及と同時に、データを入力してくれるオペレーターの存在もありがたいことで構造計算の標準化も遠くありません。

「話は簡単ですからできそうな気もするけど、現実の間取りではどうなのですかねぇ。」

その疑問は、たとえば

 
S100x100 syuhitsu
石川 新治
一社)住まい文化研究会

明治大学工学部建築学科卒業。1981年ミサワホーム株式会社に入社。技術部設計から販社営業を経て、宣伝部マネージャーとして企画広報活動全般を経験。2007年、MISAWAinternational株式会社にて200年住宅「HABITA」を展開する。住宅の工法、技術、営業、マーケティング、商品化、デザイン、広報、住まい文化など、全般に精通。現在、一般社団法人住まい文化研究会代表理事として、機関紙「おうちのはなし」を発行し、全国の地域工務店の活動を支援している。主な著作に、「おうちのはなし」(経済界)、「地震に強い家づくりの教科書」(ダイアプレス)がある。

業務にあわせて効率UPができる
ツールをご提供!

イベント・セミナー全て見る>

Btn gotop