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2022/03/31 07:30 - No.1154


第39回 フィンランド住宅のトレンド ハウジングフェア2021(その3)~ 幼児とふれあう高齢者住宅、屋上に庭のある集合住宅


北欧住宅事情(フィンランドから)
大村 裕子

2022/03/31 07:30 - No.1154

 


フィンランド、ヘルシンキ在住の大村裕子です。フィンランドの建築について住宅を中心に、建築士の視点でレポートしていきます。

フィンランドの最新の住宅が見学できる、ハウジングフェアです。これまで戸建住宅を紹介しましたが、集合住宅もあります。
今回は集合住宅を紹介します。

▼前回の記事はこちら▼
第38回 フィンランド住宅のトレンド ハウジングフェア2021(その2)~”Talo Sensu”|移動可能なミニタロ


会場案内図
【出典】 https://www.asuntomessut.fi/

◆保育園が併設された高齢者住宅(高齢者住宅No.17 保育園18)

© Yuko Omura 

こちらは会場案内図17高齢者のための集合住宅と、会場案内図18の保育園です。建物は繋がっていて庭を共有しています。高齢者住宅は1-3階、保育園は1階にあります。 高齢者と小さなこどもが、交流できるように設計されています。

© Olli Berg

こちらは高齢者住宅の共有スペース。リビングルームです。

© Olli Berg

各個室には車椅子で使用できる、広々としたトイレ、洗面、シャワースペースがあります。

© Olli Berg

1階には0-5歳の子供が通う保育園があります。保育園の室内の様子です。


◆屋上に庭がある集合住宅(No.22-24)

会場案内図22-24の集合住宅では、それぞれの住宅のための庭が屋上にあります。

 
大村 裕子
Leppänen Architects

フィンランド、ヘルシンキ在住。一級建築士。 1996年北海道大学工学部建築工学科卒業。スウェーデンハウス株式会社で16年設計に携わる。主に北海道、千葉、東京にて202邸の注文住宅、別荘、店舗等を設計。 その後スウェーデン、フィンランドにて設計事務所にて住宅を設計。フィンランドの北欧建築視察専門の旅行会社を経て、現在はフィンランドの設計事務所Leppänen Architectsに在籍。

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