インスペクターは検査でどこを見るのか?何を指摘するのか?を解説していきます。現場での指摘事項が多く、特にその後発覚してしまったら大問題になるようなことは日頃から注意喚起が必要です。今回は、在来工法の上棟時での構造検査についてです。1:合板の釘打ち現在の在来は昔と違い、多くは面材を用い耐力壁を計画しています。この面材は、横架材および柱に規定通りの釘打ちを実施しないといけません。多くの現場では、この釘打ち不良が散見されます。外部から確認し、指摘する多くは次の写真のようなものです。こちらは釘の打ち忘れ釘のピッチが不適のケースもよく指摘される事項です釘圧が強く、めり込みが大きいものもNGになります。内部からは、釘が間柱にきちんと打たれているか?も重要なチェック項目です。2:構造用金物の施工が正しいか構造用金物は建築基準法(施行令)でも決められた、構造品質に直結する項目です。次の写真は羽子板金物の締め忘れです。金物はかなりの数があるからこそ、きちんと施工・チェックされているかが重要です。締め忘れなど確認した後はマーキングをするなどの手法も効果的です。3:床合板の釘打ち最近では床合板を厚くして平面剛性を確保する設計がおおいですね。このような場合には火打ちは不要となりますが、その代わり床合板をきちんと釘打ち施工していることが重要な管理項目になります。釘ピッチが150mmかどうかを確認する癖をつけましょう。なお、打ち忘れなどのケースも散見されますが、基本的に外壁面材の釘打ち施工が粗い場合には、床合板はセットで指摘する現場が多いですね。ないように注意をしたいですね。在来の軸組工法では特に難しいことはなく、決められたことをきちんと実行することが大切です。しかしながら多くの部材が集合して棟が上がりま ..A-PLUGは工務店様・リフォーム店様などの
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