工務店の皆様にとって、住宅の売れ行きは、住宅デザインに影響されることも少なくないのではないでしょうか。一方、いまや施主も雑誌やインターネットで簡単に住宅デザイントレンドを入手し、ますます見る目を肥やすようになってきています。こちらのシリーズでは、「施主の求める外観デザイン」をテーマに、YKK APデザインセンターの保有する住宅トレンド情報やノウハウを活かしたおすすめの住宅デザインプラン『スタイルズ2018』を、3回にわたってご紹介します。また、外観デザイントレンドだけでなく、「窓・玄関まわりの過ごし方」といった時代のライフスタイルを盛り込み、施主のこころをしっかりつかむことを目指したプランにもなっています。是非皆様の提案の参考になればと思います。● はじめに~「施主の求める外観デザイン」とは。
まずはじめに大事なことは、「施主の求めるデザイスタイルには何があるか」を把握することです。現代の住宅外観デザインには大きく4つのスタイルに分けられます。下の図は、横軸に「洋風―和風」といったスタイル軸を、縦軸に「先進―伝統」といった時間軸で配置したマップに、「ベーシック」、「モダン」、「洋風」、「ジャパネスク」の主な住宅外観スタイルを配置したデザインスタイルマップです。① 現在人気の高い、極力無駄を排除したシンプルな『モダンスタイル』② ボリュームゾーンである和洋折衷の『ベーシックスタイル』③ 南欧風や北欧風といった華やかな『洋風スタイル』④ 日本の伝統を現代的にアレンジした『ジャパネスクスタイル』幅広い施主のニーズに対応できるようにしておくならば、この4つのスタイル全てを準備しておくことが必要となります。ただ最近ではどれかのスタイルに絞り、その絞り込んだ特徴に特化して施主にアプローチ ..
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