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 - No.863


第1回 こんなに違う!窓の開け方で変わる換気量


ホンキの換気~新型コロナに負けない家づくりへ!
井上 浩文

 - No.863

 
■ 「換気の悪い密閉空間」は感染リスクの高い場所厚生労働省より2020年3月9日に公表された「新型コロナウイルス感染症対策の見解」において、感染リスクの高い場所として「換気の悪い密閉空間」が示され、『風の流れができるように、2方向の窓を、1回、数分間程度、全開にしましょう。換気回数は毎時2回以上を確保しましょう』という内容が推奨されました。 日本の住宅は2003年4月施行の改正建築基準法で示されている換気回数の基準0.5回/hを24時間機械換気システムによって達成できるよう設計されています。このため、排気側の機器は法適合となる風量に設定されていますが、新型コロナウイルス感染者の呼気から発せられたウイルスを含むエアロゾル粒子は、気中で1時間から3時間以上活性を保つ可能性があるとする研究成果も報告されていることから、換気設備を通常より大きな風量で運転できるよう調整することが重要になります。しかし、換気設備の風量をどの程度に設定するのか、また風量を大きくした時に給気側の配慮が十分なのかを判断するのは簡単ではありません。そのため、機械換気システムの「常時ON」に加え、窓開けによる自然換気を併用して、室内の換気を行っていただくための方法について考えてみたいと思います。なお、当ページでお伝えしている内容は、YKK APが流体解析ソフトを用いた換気シミュレーションを行った結果となります。通常、空気や風の流れは目には見えませんが、シミュレーションで気流を可視化し動画にして比較することで換気効果の違いをお伝えいたします!■ 換気効果のシミュレーション結果はまず、戸建て住宅のリビングとキッチンでは風上側の窓を1か所開けた場合に比べ、風上、風下の2か所の窓を同時に開けた場合は、換気量に約10倍の違い ..
 
井上 浩文
YKK AP株式会社

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