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2023/01/06 08:00 - No.1269


第3回 未来の電気の形を考える


脱炭素社会における、工務店の生き残り戦略
竹内 昌義

2023/01/06 08:00 - No.1269

 
今、世界中で、脱炭素社会の実現に向けた取り組みが進められています。ようやく日本でも「環境負荷ゼロ」や「CO2排出ゼロ」の目標を掲げる企業が増え、政府により「2035年までに乗用車の新車販売で電動車100%を実現する」という方針が定められています。そうした流れの中、どんな家づくりを進め、どのように売っていくべきか、経営方針に頭を悩ませている工務店もいることでしょう。実際、脱炭素社会に向けた新たな家づくり、経営をしていかないと、今後を生き抜いていくことはできません。なぜ今、経営転換が必要なのか?そのためには何をすれば良いのか?本連載でお伝えしていきます。※前回記事はこちら冬本番、毎日暖房を使いながら気になるのは、光熱費のことです。家が寒いのは困りますが、使いすぎるのは家計の負担になる。脱炭素社会を目指す昨今、こんなに電気を使うのは良くないのでは?と思ってしまうこともあるかもしれません。健康に暮らすためには温かい家が不可欠なのはわかっていても、家計のために、できれば社会のためにも省エネをしたい。両立はできるのでしょうか?今回は、電気について考えていきたいと思います。連載のテーマ「工務店の生き残り戦略」と「電気」にどんな関係があるのか?と思うかもしれません。これからの電気は太陽光発電とセットで考えなくてはなりません。そして、住宅に関わる太陽光発電の設置やその他にまつわる仕事は、今後、地域の工務店が担っていくべきだと考えています。そのためには、電気の現状と太陽光発電について知っておいたほうがいいでしょう。◆止まらない電気代の高騰今、電気代が上がり続けています。東日本大震災以降、日本の電気事情は変わり、これまでも電気代は上昇傾向にありました。そして現在、ウクライナ情勢などを要因に原油、石炭 ..
 
竹内 昌義
株式会社 エネルギーまちづくり社

株式会社 エネルギーまちづくり社 代表取締役。東北芸術工科大学 教授。株式会社 みかんぐみ 共同代表。一般社団法人 パッシブハウス・ジャパン 理事。1962年生まれ、神奈川県出身。東京工業大学工学部建築学科卒、同大学院建築学専攻修士修了。東北芸術工科大学教授。ワークステーション一級建築士事務所を経て、1995年長野放送会館設計競技当選を機にみかんぐみ共同設立。2001年より東北芸術工科大学にて教鞭をとる。代表作に山形エコハウス、HOUSE-M他。

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